前立腺炎の検査方法!急性と慢性の2つの検査で効率的な治療を!

前立腺炎の検査方法

前立腺炎を診断するための検査には「急性」と「慢性」と2つに分かれます。

急性前立腺炎の検査方法

最初に問診にて、症状から前立腺炎の可能性があるかどうかを確認し
その後、検尿や超音波検査を行います。

急性前立腺炎の場合、尿検査で白血球(膿)や細菌を発見でき
膿(うみ)が混ざった尿は白く濁っているのが特徴です。

採取した尿は、色や濁りを目で確認し、においまで調べ
分析器にかけて尿たんぱくや尿pH反応、尿糖、尿潜血反応などを調べていきます。

尿検査では、前立腺以外にも腎臓から尿道にかけての尿路や
ほかの臓器に異常がないかも同時に確認することができます。

超音波検査(エコー検査)では、前立腺に腫れがみられるか、また腫れ具合などをチェックします。

また、肛門に指を入れて前立腺を触診して前立腺の大きさや硬さ、
表面の状態、熱感を確認する前立腺触診もあります。

指で圧迫することで痛みを感じるかどうかを調べることもできる検査ですが、
触診を行うと細菌が血液の中に大量に侵入して
全身に感染症を引き起こす敗血症を発症するリスクが高まるため慎重に行われます。

慢性前立腺炎の検査方法

慢性の前立腺炎の場合は前立腺に痛みが生じるため、主に症状を確認して診断していきます。
しかし、痛みや排尿トラブルなどの症状だけでは確実な診断ができないため、
急性前立腺炎と同様に尿検査や超音波検査などが行われます。

慢性前立腺炎は炎症の程度が比較的軽く、自然排尿した尿には細菌が認められないことがあります。
前立腺マッサージ後の前立腺液に白血球や細菌が認められるかどうか検査をしなければならないこともあります。

このような検査で細菌の有無を確認して、細菌が認められたら「細菌性」
、細菌が存在しないようであれば「非細菌性」と診断されます。

慢性前立腺炎では、細菌が原因である細菌性のケースはほとんどみられず、
その90%以上が非細菌性といわれています。

前立腺炎の検査方法のまとめ

いかがでしたか。簡単に説明しますと

肛門から指を入れて前立腺を診察し、正常の方は前立腺に痛みはなく
前立腺に痛みがあれば前立腺炎と診断されます。

尿検査で尿に白血球(炎症細胞)の有無と尿細菌培養検査で細菌の有無を確認、
最近ではクラミジア(性感染)による前立腺炎も見つかっており、
性行為があった場合は尿のクラミジア検査を追加となります。

私の場合は肛門からの検査で前立腺に痛みがあったのですが
尿検査で異常がありませんでした。