前立腺炎の症状の一つに尿道痛がありますが
今回はこの尿道痛について勉強していきたいと思います。
尿道痛を起こす原因
尿道痛の原因には、尿の出口から細菌などが侵入し、
尿道や前立腺に感染することで炎症を起こし、
痛みが発生することがあげられます。
排尿時以外にも痛みがあるときには、尿道や外性器に
なんらかの損傷があることで尿道痛と感じることもあります。
排尿時の痛みと尿の出にくさを感じる原因として前立腺炎があります。
前立腺炎には、性行為による性行為感染症と大腸菌などの一般細菌が
尿道から前立腺に逆行性感染する場合とがあります。
前立腺炎は急性前立腺炎、慢性前立腺炎、慢性非細菌性前立腺炎、
無症候性炎症性前立腺炎の4つに分類されます。
尿道炎
排尿の初めに痛みを感じる原因として尿道炎があげられます。
男性に多く、ほとんどの尿道炎は性行為による感染が原因(性感染症)と言われています。
原因の半数はクラミジア感染症で、症状は軽いことが多く、
治療がきちんと行われずに前立腺炎に移行する場合もあります。
次いで多い淋菌感染症では、強い排尿時痛があります。
尿道口から膿が出たり、亀頭の赤み・腫れがでることが特徴で
最近では、そのほかの一般細菌が検出されるケースも増加しています。
膀胱炎
排尿の最後が痛む原因として膀胱炎があげられますが
膀胱炎は女性に多く、その発生頻度は成人女性の約半数が
一生に一度は経験するとおわれており
細菌が膀胱に感染し炎症を起こす事で膀胱炎になります。
慢性前立腺炎と尿道痛のまとめ
いかがでしたか。尿道痛を起こす主な原因として何点かあげましたが
尿道痛を自覚した場合には、なるべく早期に泌尿器科を受診してくださいね。
特に性感染症である尿道炎を放置すると、感染を他人に拡大させてしてしまったり、
男女ともに不妊症となる可能性もありますので注意しましょう。